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メコンの流れのように

多様な価値観、1つの世界

自立して生きていくためにすべきこととは

サバイディーສະບາຍດີ!

ラオスのジーコです!

先週でラオスでの語学研修が終わり、今週から遂に派遣地での活動(仕事)が始まりました。

僕の仕事はラオス国立大学の教育学部で『エコヘルス教育(環境・健康教育)』の教材開発及び普及活動となっています。

しかしながら、今週から活動始まったからといって、ラオス語もそれほどできない人間がいきなり活動らしい活動をできるわけもなく、ここ数日間は職場の人と一緒にご飯を食べて、おしゃべりをして、ラオス語のシャワーを浴びるだけで一日が終わっていきます。

たぶん他の多くの協力隊員も最初は同じような状況だと思います。

毎日、職場に行ってみるものの現地語も大してできなくて、大した仕事もなく、そして、誰かの助けなしに何もすることもできない。

時にはそんな無力な自分に嫌気がさすときもあるかもしれません。

そしてまた、早く自立して生きていけるようになりたいと思うかもしれません。

しかしながら、脳性まひの障がいを持ちながら小児科医である熊谷晋一郎さんは『自立』に関してこう言います。

自立とは、依存先を増やすことだ。

自立とは「依存先を増やすこと」|全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)

一見、矛盾したように感じられるこの言葉ですが、

途上国で暮らし始めてこの意味がよくわかるようになりました。

僕らは今、よく知らない土地で、言葉も上手く話せなくて、現地の人の言っていることも理解できなくて、何をするにも誰かに手伝ってもらって、不自由極まりない生活を送っています。

この不自由な生活は、言ってしまえば、障がい者の方の暮らしと似ているんじゃないかとも思います。

だからこそ、「自立とは、依存先を増やすことだ。」という意味がよく理解できたのだと思います。

自立とは、どこに行っても依存先があって、誰でも助けてくれて、自由に動き回れる状態。

つまりは「何にも依存していない」と感じれる状態ということです。

僕は学生の頃、

自立とは、自分で仕事に就いて、親に依存しないで生きていくことが自立することだと考えていました。

しかし、それはただ依存先が変わっただけであって、自立しているとは言えないわけです。

会社の倒産やリストラにあって、自殺を考えてしまうのは、依存先がその会社にしかなかったことによるからではないでしょうか?

こっちがだめでも、あっちがある。そんな風に色々な依存先があれば、そんな最悪の事態にはならないはずです。

依存することは決して悪いことではありません。それどころか、我々はお互いに依存しあうことでしか生きることはできません。問題なのは依存先が少ないことです。

あの人しか頼れない。この会社だけが…。となってしまっては不自由でしょう。

だからこそ、我々協力隊員が途上国で自立して生きていくために最初にすべきことは、いろんな人と話をし、いろんなところに顔を出し、いつでも助けてくれる依存先を多く作っておくことだと思います。

これは、もちろん日本での暮らしでも言えることです。

なるべく依存先を増やしておくことで、色々な場面であなたを助けてくれる人が現れるでしょう。

P.S.

日本はとても暑いみたいですね。

ラオスは今雨季で、最近は毎朝雨の音で起こされます。

最近の楽しみは毎日徐々に水位が上がっていくメコン川を観ることです(笑)

 

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